あなたの売上を1つでも増やすには?

と、デザインと企画で真剣に考える。(株)Pon&Con企画-販促営業企画部のブログ

あなたと考える

今更ですが…ウェブ会議背景問題。次は「背景映え」が来るかもね?

新型コロナに立ち向かいはじめて2年目に突入しました。この1年間であなたはどのくらいウェブ会議ツールを使う機会がありましたか?私はこの1年、かなりの頻度で使いました。ミーティングはもちろんのこと、セミナー参加、海外に住む家族との交流など。そんな1年を通して、少し「危機感」を覚えました。ウェブ会議での「背景の見え方」で相手に与える印象が激変するのではないか…ということ。たとえば、高級志向品を扱う営業パーソンのウェブ会議背景が、いくら在宅ワークだからって、穴のあいた障子ではマズイと思うんですよね。そして、今、私は海外事業KoLeで使うことが増えるだろうウェブ会議ツールの背景について今更ながら悩んでいます。今回は、そんなお話し。

  • 合成背景でもいいんだけど…何か隠してるみたいに見えない?それに…
    • 人間以外は背景に埋もれる問題
    • 突如社長が幽霊のように現れ消えていく問題…
    • 圧迫感とつい「何を後ろに隠しているの?」と思う問題
  • もう応急処置的なツールじゃなくなったからこそウェブ会議時の背景は重要かも!?
    • 「情報の9割は視覚から」
    • 「初めまして」の商談がウェブ会議
    • 自社のブランドを守る/育てるために
  • ということで、ウェブ会議を重視してオフィスの模様替えをしました
    • 他の人が後ろを通らないようレイアウト
    • 映り込む位置にモノを置かない収納変更
    • そしたら…大きな「壁」にぶち当たりました(苦笑)
  • まとめ

合成背景でもいんだけど…何か隠してるみたいに見えない?それに…

去年、Teamsでも背景を任意画像に出来るようになって、ZoomでもTeamsでも使っていたのが、この背景画像。高松市にある屋島の山上から瀬戸内海、瀬戸内の島々、そして高松市の中心部を撮ったこの写真。海外事業KoLeの仕事でウェブ会議ツールを使うことが多いので、この写真だと「どんな地域からアクセスしているのか」が少し伝わって気に入っています。そこにKoLeのロゴをあしらった画像を作りました。

ところが…少々問題点もあるんですよね。

人間以外は背景に埋もれる問題

※スクリーンショットなので、背景が反転してます。

写真のように、商品を見せようとすると…商品が背景に埋もれます。写真の商品がそこそこ写っているのは、たまたま、商品が私の肌の色に近いからだと推測されます。

商品を実際に見ていただかずに済む話なら、カメラを使わず、音声だけの打ち合わせも可能なわけです。新型コロナが流行する前から「電話会議」ってありましたよね?文字のやり取りだけで済むなら、メールやチャットでいいわけですし。文字や音声よりも多くの情報をオンタイムで伝える必要があるからウェブ会議を行うんですよね。なのに…商品が背景に埋もれるなんて…。

ご覧いただいている商品は、(有)森本建具店さんの「マス工芸」

合成背景を解除すると、この通り、ちゃんと見えます。可愛いでしょ?この組手細工の入った箱!(有)森本建具店さんにお問合せいただければ、ご購入いただけると思いますよ。

突如社長が幽霊のように現れ消えていく問題…

今回のブログを書くにあたり撮った写真はいずれも、この問題を解消するために、オフィスの模様替えをした後の写真です。

以前のオフィスのレイアウトで合成背景を使って会議をしていると…私の席の後ろを社長が通るとき、背景画像の中から突如、社長がヌッと現れて、ボヤァ~っと消えていく現象が起こりました。幾度も。そして、そのシュールな絵面にしばしば会話が「今の誰ですか?」や「今、社長通ったでしょ(笑)お化けみたい!」と…横道にそれ「で、何の話してましたっけ?」という状況になりました。面白くて悪くはないのですが、お互いの集中を解いてしまいます。

圧迫感とつい「何を後ろに隠しているの?」と思う問題

ひょっとしたら、これは、私の性格がひねくれているだけかもしれません。けれど、あるウェブセミナーに参加した際に感じたことがあったのです。各ウェブ会議ツールが提供してくれている既存の背景画像。これを使っていると「ほんまはどんなところからログインしてるんやろ?」と一瞬思ってしまうのです。私の性格ですかね?(笑)。すりガラスのような背景画像を使っていて、後ろで人が動いている様子が伺えると、「情報も個人情報も守らないかんもんね。オフィスからなのね」と思えるから不思議です。

そして、どんなに奥行のある画像を使っても、実際に背景画像を使わない状態のような奥行を感じることは難しく、圧迫感があります。

もう応急処置的なツールじゃなくなったからこそウェブ会議時の背景は重要かも!?

「情報の9割は視覚から」

このフレーズ、どこかで聞いたことがあると思います。新入社員研修や営業パーソン向けセミナーなど、身だしなみが語られる場では、必ずと言っていいほど語られることだと思います。もしくは、資料や報告書、または業務のイノベーションで「見える化」がテーマの時にも語られることでしょう。

視覚から得る情報の怖いところは、それが「意識的ではない」こと。無意識に私たちは目から多くの情報を取り入れています。見る人の潜在意識に染みこんでいくその多くの情報は、見る人の気持ちを瞬間的に左右します。

もし、私たちが9割もの情報を視覚から得ない動物だとしたら、グラフィックデザイナーという職種は存在していないと思います。それに「インスタ映え」を目指すこともないはずです。そもそも、インスタグラムは成り立たなくなります。

人が目から得る情報は「無意識」に行われます。意識していないのだから、視界に入る全ての情報が入ってしまうのです。そこには…カメラに移された私たちの後ろがどうなっているか…という情報まで入っていきます。

「初めまして」の商談がウェブ会議

私はこれから、海外事業KoLeで、このケースが増えていくと思っています。初顔合わせはオンライン。その時にカメラがとらえる全ての情報は無意識的に、相手に伝わるのです。

「話し合うべきことだけがきちっと話し合えたら、背景なんてどうでもいいよ」と思うかもしれません。しかし、そうは思っていても、無意識的に目に入った情報は脳のどこかに保存され、後々何かを判断するときに影響が出るかもしれません。

極端な話。

同じ商品、同じ値段のA社の担当さんとB社の担当さんとあなたが話したとします。A社の担当さんはちょうど帰省中にウェブ会議になったため、実家でウェブ会議に参加となりました。たまたま運悪く、実家でまともな背景が障子の前でした。しかももっと運悪く、A社の担当さんはその時、気づいていなかったのです。背景に映り込んだ障子紙が…破れていることに…。一方、B社の担当さんは、何も余計なものが映り込まないオフィスの一角でウェブ会議に参加しました。

A社の印象、B社の印象も担当さんと話してみて、差がほとんどなかったとします。結論をすぐ出さなくて良かった場合、月日がたつほど、「印象」はその時無意識的に受け取った情報に左右されていくのではないでしょうか?

実際は、A社もB社もどちらも、真摯に対応をしてくれる素晴らしい会社と担当さんだったとしても…ほかに差が無かった場合、B社に軍配が上がりそうな気はしませんか?

自社のブランドを守る/育てるために

海外事業KoLeで出して行こうと思っているカラーがあります。ウェブサイトやSNSでそのカラーを出せていたとしても、「じゃぁ!直接担当者に話してみるか!」となったとき…うちの事務所は「アパートの一室」のような作りになっているので…今の見え方のままじゃマズイ!!と危機感を覚えたのです。

お仕事をする中で、色んな立場の方がいらっしゃいます。もし、あなたが社名や担当するラインナップのブランドを代表する立場であれば、「あなたがそのブランドそのもの」になることもあると思います。

聞くところによると、昨年の間に在宅ワークをやってみて、今後在宅ワークを基本とする会社も大手で出てきているようです。そうなってくると、もう、ウェブ会議自体が「対面できない時の応急処置」ではなくなります。新しい日常のツールです。応急処置的なもので合った時は背景がどうであれ「ま、今は仕方ないよね」とお互いに思えていたことも、そうではなくなってくる可能性が高まります。

ウェブ会議でカメラに映り込んでいるもの全てが「仕事の場」「プロの場」になっていくでしょう。そうしたときに問われるのは、「あなたの仕事へのスタンスをどうウェブカメラに映すのか」だと思います。

ということで、ウェブ会議を重視してオフィスの模様替えをしました

他の人が後ろを通らないようレイアウト

以前は、私の席の後ろを社長が行き来するレイアウトにしていたのですが、いつウェブ会議になるか分からない状況で、前出の通り問題がありました。壁を背にするレイアウトにまず変えることにしました。

映り込む位置にモノを置かない収納変更

以前は、私の背後には書棚やら私のバッグやら、手帳やら、時にはティーポットまでもが置かれていて、加湿器も映り込む有様でした。使い勝手は少々悪いのですが、全てをカメラに映らない位置に変更。何度も申し上げますが「使い勝手は最悪」なのですが、デスク下が最強の収納スペースになっています。隠したいものは全てそこへ(大笑)。

けれど、ウェブ会議の見え方が商談成立に左右するかもと気づいた以上、そんな使い勝手の悪さなんて商談破談に比べたら、なんでもないことです!(キッパリ)

そしたら…大きな「壁」にぶち当たりました(苦笑)

壁…。そう。背景にどうやったって映り込むこの壁とカーテンをどうにかしないといけません。今のままではまるでTVドラマに出てくる取調室か病室みたいです!!

今から夏へかけて、海外事業KoLeの商品キュレーターらしい壁とカーテンを考えていかなくてはなりません。さぁ~~~てどうしましょうかね?しかし、ここは、今まで当社の工務事業部でインテリアコーディネイターをやっている力を発揮すればクリアできる問題です。とは言え、「これもやるのかぁ~。やることまた自分で増やしちゃった…」というちょっとした後悔のような感情は否めません(苦笑)。

どんな背後にしたか、覚えていたら、夏ごろのブログに書きますね。

まとめ

今回は、最近、私を「今更」悩ませている「ウェブ会議の背景問題」にお付き合いいただきました。この1年、様々なウェブ会議やオンラインセミナーに参加してきて、多くの方が「ウェブ会議にログインしている状況」を眺めてきました。そして、感じたことは「映り方」「映っている背景」で、ずいぶんこちらに伝わる印象が変わるということでした。

ウェブ会議が積極的に使われ始めた頃、朝の情報番組などで、照明の工夫や、健康そうに見えるメイクの方法など「人」をどう映すかという内容をよく見かけました。しかし、背景についての印象については語られてこなかったような気がします。

これは何も、私が、デザインの仕事や動画の仕事をしているから気になったことではないと思います。結婚式の披露宴にパジャマで出かけることはないように、ウェブ会議では、背景そのものが私たちの身だしなみや仕事への姿勢に含まれる時代になるのだろうと感じています。

あなたは今まで、どのようにご自身がウェブ会議に映っているか、後ろに何が映り込んでいるかを気にされたことはありますか?もしくは、何かウェブ会議で気を付けていらっしゃることはありますか?

今後は「ウェブ会議!背景映えするには!?」なんて見出しがビジネス雑誌に出てくるのかもしれませんね。

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