新型コロナウィルスに関する今の状況が終わった時、あなたのビジネスはどうなっているでしょうか?お客様に来ていただかないと仕事にならない、お客様に会いに行かないと仕事にならない業種の方へ、「今だから今のうちにできること」を1つご提案。今回ご提案することは、プライベートで、お子様とも仕事抜きで楽しめるものですので、ぜひご一読くださいね。
新型コロナウィルスの流行で、私たちの働く環境がガラッと変わりました。お客様と会ってナンボの営業職の方、観光産業に関わる方、飲食店、小売店…。「こんなに影響が出るとは思っていなかった…」というのが本音だと思います。
当社も、銀行や取引先から「当面お伺いできません…社の方針で…」とご連絡をいただいていました。いつも通り仕事を出来ないもどかしさが声に滲んでいました。
3月末あたりから出口のないトンネルに入ってしまったような感覚でしたが、東京でも緊急事態宣言が解除になり、すこしトンネルの出口の明かりが見えてきたような気がします。
私たち、小規模事業者や個人事業主は、万が一第二波があったとき、事態が収束したときに、命運が大きく二分するのではないかと考えています。それは以前の記事でも書いた「アフターコロナ」は、「新型コロナ流行前の状態ではない。新しい生活習慣や日常を指す言葉になるだろう」と思うからです。
まだ、新しい日常や生活習慣がどのような姿になるかを見定めるには時期尚早かもしれません。しかし、事態が収束したときとは、以前のような生活が戻ってくると構えていたら、第二波、事態が収束したときに、そう考えなかった事業と大きく差が出るでしょう。
外回りの営業さんや、来客ありきのビジネスをされている方は「八方ふさがり」に感じた(もしくは、感じている)のではないでしょうか。もし、今、これといって手掛けていることがないとしたら、1つの習慣をご提案します。
お客様1人あたり70円(作業時間の経費は含まない)で出来ることです。
一度習慣づけてしまうと、普段から活用できますよ。
教えてください。
年賀状・暑中見舞い以外で、
最後にあなたが
手描きのお便り(ハガキ含む)を
受け取ったのはいつですか?
なんだよ、手書きの手紙作戦かよ、文才ないから自分には向かないんだよ!と思った方、まぁ、もう数段落お付き合いいただけませんか?
この、質問の答え。「最後に手書きのお便りをもらった時」を思い出せた方は少ないのではないでしょうか?
「下手でも短くてもいいから、手書きのハガキを1枚出す」という営業方法は、実は多くの実用本が「これ効くから!」と紹介している方法なんです。ご覧になったことがあるのではないでしょうか?
しかし、重要な点が1つだけあります。
「実際にやっている人は極めて少ない」
その証拠が「最後に手書きのお便りをもらったのがいつだか思い出せない」だと思うんですね。
ということは…
「やれば確実に印象に残る」んです。
だけど…
「どうやればいいか分からない」「めんどくさそう」
…が本音だと思います。
文才不要!絵心不要!簡単ご挨拶ハガキ
ここからの情報
1.用意するもの
2.文章が短くて済む見栄えのするデザインの描き方
3.文才に頼らない文章のフォーマット
4.【応用】文字を大きく書きたい、沢山書きたい時
5.【応用】切手もこだわりたいですね
6.一番大切なこと
7.日ごろから習慣にする方法
8.初めてチャレンジ:私にハガキを送ってあなたのビジネスをPRしてください。
1.用意するもの
・通常ハガキ(表に切手や郵便番号欄があるもの)
もしくはハガキと同じ大きさ(100mm × 148mm)の紙
文具店などで売っています。
・エンピツ1本(シャープペンシルでも大丈夫ですが、塗るのが大変です)
もしくは、ボールペンやサインペン。鉛筆のオススメは「B」です。程よく濃くかといってそれよりも柔らかい芯より擦れずらい。
シャープペンシルは文章もエンピツで書く場合に便利です。
・ボールペン1本(宛名を書くときや文章を書くときに使います)
・消しゴム
2.文章が短くて済む見栄えのするデザインの描き方
書く場所が少なければ、文章は自ずと短くなるわけです。かといって、いきなり挿絵を描くのも難しいでしょう。誰にでもステキな紙面になる方法の1つをご紹介します。
「勢いで描く」「考え込まずに描く」「消しゴムを使って修正しない」この3つがポイントです。
1.ハガキを準備
縦にするのか横にするのかを決めます。
2.グルグルっと形を描きます。
あまり深く考えず、真ん中に文章を描く「枠」が出来るようにぐるぐるっと形を描きます。
「よい」「悪い」はありません。
3.修正してもこのくらいまで
枠を描いてみましたが、ちょっと寂しかったので、2で描いた周りを囲む線だけ加えました。
このステップは飛ばしてOKです。
4.文字を描く枠を残して模様を描きこむ
どんな模様を描いても構いませんがあまり時間をかけないことです。
ただの線を組み合わせるだけで模様になります。
ただの連続した三角形も塗りつぶすところ、そうではないところと濃淡をつけることで見栄え倍増です。
枠のうち、比較的小さな枠をただ塗りつぶすとデザインが引き締まります。
「よい」「わるい」を考えずにひたすらなんでもよいので、えんぴつを走らせてみてください。
模様なので「何か」に見える必要はありません。
格子模様も交互に違う向きの線を描きこむだけで籠のような模様になったりします。
完成!これに文字を書くと...どんなデザインでも様になるから...不思議です。
「模様が難しそう…」と思った方へ
「手描き 模様 簡単」とインターネットを検索してみてください。沢山でてきますよ。
全て大きさの違う四角や三角、縞模様だけで埋めてしまってもカッコいいですよ。
【重要】消しゴムを使って修正しない。書き損じを活かしてください。
【重要】定規を使わない。
定規を使ってしまうと...1本でも不規則な線があるとそこが「失敗」に見えてしまうので、フリーハンドで有機的な線を描きましょう。
3.文才に頼らない文章のフォーマット
ハガキなので、元々多くの文字数は入りません。そのうえ、デザインをあしらっているので、もっと書くことは少なくなります。
1.どうして相手がこのハガキを自分から受け取っているのかを書く
例1)以前、お名刺交換をさせていただいた方に、略式ながらご挨拶をさせていただいております。
例2)以前、ご来店いただき、商品を発送させていただいた方に、略式ながらご挨拶をさせていただいております。
例3)以前、〇〇という催事で、ご芳名いただいた方に、略式ながらご挨拶をさせていただいております。
※相手は自分のことを忘れている可能性があります。私個人的には「覚えてくれているだろう」という熱量で書くのは、相手が覚えていらっしゃらなかったときに覚えていないといけなかったと相手に少しでも思わせることは失礼だと感じますし、相手も日々多くの方とやりとりがある中で自分のことを覚えてくれているだろうと思うのは大変、おこがましいと考えています。明らかに、相手が絶対覚えている確証がある場合は別です。
2.相手が自分を思い出せる内容と自分のことを書く
例1)〇〇のセミナーで、〇〇について少しだけお話しさせていただいた、Pon&Con企画の鎌田です。
例2)〇〇様のご購入された商品を梱包・発送した〇〇(屋号)の〇〇です。
例3)催事で〇〇を展示しておりました、〇〇(屋号)の〇〇です。
※これは日ごろから、習慣づけておかないと、なかなか、どこで、どうやってお名前とご住所をいただいたのか、相手に思い出してもらうキーワードは何だったか思い出せないものです。ここを間違えるくらいなら、詳細を書かずに屋号と名前を書くのが無難です。ハガキを書くとき、あなたはおそらく、名刺や送り状の控え、芳名帳などを見ながら書くと思います。「このハガキが届いている理由」が状況にあっていれば、ここは「努力目標」です。
3.相手の様子をうかがう
例1)昨今の状況下いかがお過ごしでしょうか?
4.自分の状況を伝える
例1)当社は困難を強いられておりますが、こうして、今までにご縁のあった方に思いをはせる時間がとれたことは大変有意義だと感じております。
例2)当社も以前のような営業はできませんが、これを機に新商品の開発に精を出しております。
※できるだけ、ポジティブな内容かつ、押し売りやあからさまな宣伝にならない一文を!
5.相手にどうしてほしいかを書く
例1)〇〇様にお目にかかれるまで、なんとか営業を続けていこうと思っております。今回の事態が収束しましたら、ぜひ、このハガキと共に1度ご来店くださいませ。ささやかですが、お茶とお茶うけを用意してお待ちしております。
例2)現在ご来店いただくことは出来ませんが、その分、ブログの更新を頑張っております。お時間のある時にでも、見てやってください。「見たよ!」と記事にコメントいただけましたら、励みになります。
例3)本来であれば、4月に発表予定であった当社ウェブサイトリニューアルも昨今の流れで大々的に発表が出来ませんでした。新商品も掲載しておりますので、よろしければご覧ください。
例4)近況や当社でお役に立てそうなことがございましたら、お知らせくださいませ。
※このハガキのメインの目的は「忘れられないこと」「思い出してもらうこと」「機が熟したときに一番最初にご連絡をいただくこと」です。売り込みを前面に出さないことが大切だと私は思っています。ご自身がこのハガキをもらってどう感じるかを1つの基準になさってください。
たとえば、手書きのハガキがある日届きます「ほぅ!」と思って読み進めていたら「〇〇!いまなら50%OFFです!」って書いてあったら「なんや!宣伝かい!」と、相手との関係性によっては、気分を害す可能性があります。
今回は、あくまでも「ご挨拶」です。だけど、何か次につなげるのも営業の仕事です。
こう考えてみるのも1つの方法です。「今回一筆ご挨拶をさしあげることで、今後の情報発信を送りやすく、また、相手も素直に受け取りやすくなる」ための1歩だと。
6.自分の屋号や社名と名前、メールアドレスか電話番号を書く
そう、宛名を書く側に書いてあるのだから、いらないでしょ?情報が二重になるじゃない?と思われるかもしれません。だけど、人間、1度に見えるのは1面だけ。相手が私たちの住所を確認するのは、それこそ、お返事をくださろうとするときか、お越しくださろうとするときだけです。あなたが描いたデザインをお気に召してくださったら、やっぱり、こちら側が表にして目に付くところにしばらく置いてくださると思います。「あ!連絡しよう!」と思った時に、ハガキをひっくり返すという相手のひと手間を省く配慮です。
ハガキを送って相手からハガキで返ってくることは「まずありません」。「とどいたよぉ~、ありがとう」や「びっくりした!SATOKOさんからハガキが来るんだもの!元気?」とご連絡くださるのは、やっぱり、いつも、メールかお電話です。
相手があなたのハガキを受け取ってすぐに「ありがとう!」と言いたいときに、最も使いやすい連絡先を書いておくことが、相手への配慮であり、私たちビジネスパーソンの次を繋ぐものだと思うのです。
4.【応用】文字を大きく書きたい、沢山書きたい時
文章を考えた結果や元々字が大きいと…本当に書く場所がないことがあります。
そんなときには、同じ要領で描いたデザインですが、それ自体を小さくしても、さまになります。
5.【応用】切手もこだわりたいですね
普通に郵便局やコンビニで買える切手が印刷されている普通の郵便はがきでももちろん十二分です。しかし、私は、このハガキを要所要所で書くことが習慣になってからは、切手にもこだわるようになりました。
郵便局に行き「63円(2020年5月現在)のシール式の切手ください」と伝え、その時々に売っている切手のデザインから好きな物を選んで使っています。
「どなたに、どの切手の絵柄をつかおう!」と考えて貼っていくのが楽しいのです。
そうです。以前、私から封書やハガキを受け取ったことのある方、あの切手も持っている切手の中から、あなたにあわせて選んで貼っているのです。順番に適当には貼ってません。
6.一番大切なこと
字や絵が上手か下手かではありません。メールや電話で連絡をとるよりも、よっぽど手間はかかりますが、相手を思い浮かべて「どうされているかしら?」と思いをはせながら書くこと。主は相手、こちらからお伝えするとっていただきたい行動は二の次。
7.日ごろから習慣にする方法
「初めて名刺交換をしたその日のうちに」「会議や打ち合わせのお礼に」「ちょっとしたご挨拶に」「ご来店のお礼に」と、季節を問わず何かと便利なこのハガキ。
習慣にするには、ちょっとヨイショがいるかもしれません。ハガキを出すたびに、絵を描いて、文字を書いて…というのは大変ですし、実際に出すまでに時間がかかってしまう。そうなると興ざめもします。
続けるためには「描き溜め」しておくことです。「あとは文字と宛先を書くだけ」にしておくと、楽になります。
8.初めてチャレンジ:私にハガキを送ってあなたのビジネスをPRしてください。
やってみようとは、思うけれど、いきなりお客様に出すのは勇気がいる!と、思ったあなた。いかがでしょう?私に1通、送ってみていただけませんか?
〒761-8081
香川県高松市成合町1429-1
(株)Pon&Con企画
販促営業企画部
鎌田 智子
お許しいただけるようであれば、いただいたハガキはブログやSNSでご紹介させていただきます。
インターネットでご紹介させていただいてもOKな方は…
1.「公開OK!」と「宛名側」にお書きください。
2.あなたのビジネスのPRを文字面に書いてください。
3.ビジネスの所在地やウェブサイトのURLアドレスなど知ってもらいたい情報を文字面に書いてください。
4.公になってはいけない情報(例えば、あなたのフルネームや個人の電話番号等)は絶対に書かないでください。
5.掲載の有無は当社に一任していただきます。掲載されない場合のお問い合わせには一切お答えいたしかねます。ご了承ください。
何か届くかしら?楽しみにしています。
SATOKO