デザイン事業部が現在の形になった理由
お客様の声に耳を傾けてみると、
もっと根本的な悩みが見えてきた。
ツールを制作するだけでは
本当の意味でお客様のお役に立てていなかった
当社の販促営業企画部はもともと個人事業主など小規模事業者のクライアントに向けて、名刺、ロゴマーク、チラシ、パッケージ、SNS 投稿用画像、動画、イラストキャラクター作成、店内 POP、店内ディスプレイなどを出来るだけコストをかけ過ぎない方法でデザイン、制作するデザイン部門でした。
創業当初は簡単な印刷物を手掛けていましたが、今日までに多岐に渡るご依頼をいただくようになりました。
しばらくすると私たちの仕事は、お客様が欲しい、必要だと考えている販促物を制作するだけではお客様の本当の問題解決になっていないことに気づきます。
制作したチラシが訪問時に納品当時の帯がついたままでお客様の会社にあるのを見かけたり、せっかく費用をかけて制作した SNSコンテンツがいつまで経ってもお客様のメディアで見かけなかった り … 私たちの仕事にどこか根本的な穴があるように感じたのです。
よくよくお話を伺っていると、私たちが見落としていた穴が見えてきました。
ケースバイケースではもちろんあるのですが、大きくまとめると販促物を制作した後の行動計画がなかったり、あっても、なかなかそのプラン通りには動けない現実がありました。
中規模企業や大企業では、それぞれ細かい役割を担ってくれる人材がいて予算があります。
しかし、個人事業主を含む小規模事業者となるとそれぞれの事業体や業種によって人材や予算の確保が難しくなります。一人頭が担当する業務の種類は多くなります。
また、事業主さんが独立や継承に至るまでの経験値によっても大きな差が出ていることにも気が付きました。
さらに時代の流れは数十年前とは大きく変わり、良いものやサービスを提供するだけでは、潜在顧客に見つけていただけなくなっています。
ツールと計画をセットに。
経過・結果を振り返り、
次のステップを考えるデザイナー。
営業の経験、集客の経験なく独立する方、社長職に就任せざるをえなかった小規模事業主さんも世の中にはいらっしゃいます。
「やめておけ」というのは簡単ですが「出来るようになる」道を選択する方が建設的だと私たちは考えます。