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と、デザインと企画で真剣に考える。(株)Pon&Con企画-販促営業企画部のブログ

KoLe あなたと考える キュレーターノート

香川県の伝統的工芸品「張子虎」の意外な効能(?)。

「たかまつ工芸ウィーク」という香川県高松市で開催されるイベントをご存じですか?香川県の工芸をめいっぱい満喫できるイベント。KoLeのキュレーターとして、「やはり、やってみて分かることは多いはず」と、ワークショップに参加してきました。チャレンジしたのは田井民芸さんが教えてくださった、「張子虎(はりこどら)」の絵付け。実際にやってみて、観るだけでは分からなかった発見!講師の方とお話をしていて、意外なご縁に驚いたり!出来上がった作品を連れて帰ってきたら…張子虎が身近に居る意外な効能(?)に気づいたり!今回はKoLeキュレーターのどこまで仕事でどこから仕事か分からないオフの過ごし方から始まり、大人にこそ1匹持ってほしい張子虎の使い方(?)効能(?)をお届けします。

張子虎の絵付けをしてみよう!!!

先生のお手本と、色塗り前の張子虎

たかまつ工芸ウィークの醍醐味は、普段、触れ合う機会の少ない伝統工芸士さんとお話しが出来ること。私が参加したワークショップは、ワークショップの最終日かつ平日だったので、私一人だけ参加というなんとも贅沢な環境でした。(だから、月に1~2回、平日に休みをとるのです…ご不便おかけしております…)

他の参加者さんが先に作った作品の例を見せていただいて「お好きに塗ってください」とのことでした。今回はアクリルガッシュで色をつけていきます。実際の張子虎とは違う絵具です。

鉛筆、木炭、アクリルガッシュが三種の神器みたいな学生生活を送っていた私にとっては、とても馴染みのある画材。

デザインを決めて、塗り始めてみると、あることに驚きました。めちゃくちゃ水分を本体が吸う!画用紙や上質紙よりも吸う!なので、紙に絵を描くときの要領で絵具を溶いたら筆滑りが悪い!…これは…実際にモノに触ってやっていみないと一生知ることのなかった感覚です。

子供の頃、眺めていた張子虎の職人さんは…丸亀市で唯一の張子虎職人さんかもしれなかった!?

田井民芸の田井さんと、お互いの張子虎を塗りながら、ポツリ、ポツリとお話しをする時間は何物にも代えがたく贅沢な時間でした。

さて、田井さんに、なぜ私が今回の工芸ウィークで張子虎を選んだかお話ししたところ…田井さんからお聞きした事実にビックリ!

小学生の頃、通学路沿いに張子虎の職人さんの工房がありました。学校からの帰り、作業途中の張子虎がずらりと乾燥のために並んでいる姿や、少しずつ出来上がる様子を見て「あの張子虎に絵を描いてみたい」と思っていたのです。出来上がって揺れている首を眺めてながら「可愛いなぁ」と…。祖父母には申し訳ないのですが、弟の端午の節句飾りにある張子虎よりかわいい…と思っていたのです。だから、この日は小学生時代からの夢が叶ったので、とても嬉しいんです。

と、お伝えしたところ。田井さんから「〇〇さんかしら?郡家でしょ?丸亀ではあの人だけのはずですよ。張子虎の職人さん。東の方(田井さんは三豊の方なので、丸亀は田井さんからすれば東)は作っている人珍しいですから」と聞かされました。

なんとっ!

子供時代に当たり前にあった風景すぎて、香川県のどこでも、張子虎は作られているもんだ…と思い込んでいたのです!もう、ほんとうに、私、勉強不足過ぎます!しかも、今回張子虎のワークショップをしてくださった、田井さん…張子虎の香川県伝統工芸士さんで…香川県でお一人だけのご存在でした…。ヒィっ(汗)。

最近、わたくし、「ひょうたんの形」にはまっていましてね…。栗林公園のセレクトショップ「栗林庵」がワークショップの会場だったこともあり、「栗林公園」をイメージして虎さんを仕上げてみました。

本当だったら、ここにお鬚も付けられるのですが、今回はあえて、お鬚はなしで。

出来上がった作品を見て、「失礼かもしれないけれど、お仕事、何をされているかきいてもいい?」と尋ねられ…「デザイナーもどきです」と答えた私。「ほら!やっぱり!!なるほどねぇ~!!」と私には分からない何かをとても納得されていた田井さん。

とってもとっても素敵な時間を、香川県唯一の張子虎職人さん(しかも女性!)と過ごすことが出来て、幸せなオフの時間となりました。

事務所に連れて帰った作品に、意外な役割が…。

当社の編集長、Pon&Con商店の店長である、狐の女の子コンちゃんと、張子虎の様子を↑からまずはご覧ください。

お気づきですか?

この張子虎…とっても聞き上手なんです!!!!(笑)
あら…今、白い目で私を見ましたね?…キツネにつままれたと思って、最後までお付き合いいただけませんか?

外に向けて、言えない、言わないことを全て受け止めてくれる心の健康にやさしい張子虎

「大人」をやっていますと、日々、生活の中で、心中「モヤっ」としたことを抱えても、誰かに言ったところで「誰のためにもならない」なんて事柄も出てきませんか?日記に書きなぐってしまうのも手ですが…文字で残るのがね…決してあとで振り返りたい感情でもありません。

人間として社会生活をしていると、多少の人との摩擦は避けられないこともあります。けれど、それをお友達に全て吐露してしまうと、言いようによっては、悪口になってしまいます。悪口と聞き手が受け取らなかったとしても、その場に居ない人への個人的な見方を聞き手に押し付けてしまうことになります。

そんなときに、小さいサイズの張子虎!ずっと頷いて聞いてくれます。批判もしないし、あなたの話を遮られて相手の話(なんなら自慢や武勇伝にしか聞こえない話)を聴かされることもないわけです。

ご経営をされている方なんて特に、おいそれと、自社の将来のことや今の悩みを誰かれ構わず言うわけにはいきませんでしょうし。

もともと、何でもかんでも起こったことや思ったことを誰かれ構わず話すことの少ない私。それでも一年中何もなく毎日平穏というわけにもいきません。

連れて帰ってきた張子虎の揺れる頭を見ながら、心の中で「なぁ~きいてよぉ~」と語りかけているうちに、「あ!」と閃きを得たり、問題の根本が見えてきたり、愚痴ったことすらバカバカしく思えたりするから不思議です。

本来の使い方とは全く違いますが…なかなか腕利きのカウンセラーですよ。張子虎。今では、コンちゃん、ポンちゃんも、張子虎先生とのアポイントを定期的にとっているようです。

人なので、喜怒哀楽があって当然。それを律するのも、なかなか難しい。SNSでぶちまける前に、誰かにぶちまける前に、ワンクッション、「モノ(張子虎先生…失礼…f^^;)」に一通り話してみて、心の変化を感じてみるのはいかがでしょうか?その後で、それでもSNSでぶちまけたいか、誰かにぶちまけたいか決めても、遅くはないと思うのです。

幾つになっても、人は人。だけど、お仕事を任せてみようかな…と、思っていただくには、外へ向けての情報&感情コントロールは、必須科目かな…と以前に増して思う今日この頃です。


ブログやSNSでは語らない話が満載。
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